こんにちは。ビジュアル系ガラス作家の高木基栄です。
本日取り出したるは、作ったはイイけど使い道がなかなか決まらなかった青い色ガラスっ(過去記事参照)
↑ここに載せるために使ってる画像を軽い画像に差し替えたり、文章をちょこっとリライトしました◎
ずいぶん前に色ガラスを作ったはいいですが、
色ガラスを作ったはいいけどもったいなくて使えてない。
(折り紙の金と銀は使えずにず〜っととっておいてしまうタイプです)
ただ、これではあまりにももったいない(ガラスとしても労力としても。)ので思い切って今回使ったりましたよ!!
ということで今回はガラスのイヤリングの制作
まずはガラスの研磨作業!
ちょうどアクセサリーの制作を進めていこうと思っていたところだったので透明のガラスに加えて青色も投入。
大事にとっていたガラスだけあって扱いはいつもよりも丁寧に。
小さく切り出したガラスは断面がガサガサで美しくないので、断面を粗い目の研磨剤から徐々に細かい目の研磨剤に変えていきながら丁寧に磨いていきます。
ガラスは透明なのでこの磨きを怠るとサボった結果がまるまる透けて見えちゃうので裏側といえど、丁寧に丁寧に。
※↑の写真は細かい研磨剤での研磨が終わったところ。磨き途中なのでまだガラスもマットな質感。
使った青いガラスの欠片の形も一個一個全部違うので全然作業に慣れないし、一つ一つ形に合わせ磨くところも変えているので、磨くところを考えるのも一苦労。
でできあがったガラスのピースも一つ一つ違う形になるので見ていて飽きないし、オンリーワン感があっていい。イヤリングとしてたくさん並べたら選ぶのだけで楽しそう◎
磨いた後のガラスはやっぱりキレイ!
で、磨き終わったガラスがコチラ。
ガラスがキレイなのは言わずもがななんですけどね。
ガラスを磨く作業をして、磨き終わったガラスを見るとやっぱりキレイだな〜って毎回思います。
途中で手を抜いたりするとピカピカのはずなのに何か表面にプツプツが残っていたり、いつもより光の反射具合が悪かったり。
学生時代はよく「これで大丈夫だろう」と作業を終わらしても後日改めて自分の仕事を見てみてガッカリした ということがよくあったので、なんども光の当て方を変えてみてしっかりチェックします。
いよいよイヤリングへと組み立て
このままではただのキレイな欠片ですからね。
前もって用意していたイヤリング用の金具に今回磨いたガラスをセットします。
今回ピアスではなくイヤリングにしたのは単純にボクの耳に穴が空いてないから。
(一応作ったからには自ら着けてみて試用しないといけないですからね)
あと、以前いただいた「ピアスだと一点に荷重が集中して耳への負担が大きい」というアドバイスも参考にしています◎
金具に取り付ける際に使う接着剤はサンライズMSI株式会社製のPHOTOBOND 300。だいたい¥4000くらいで買える万能接着剤◎
(楽天・Amazonでは探しても見つかりませんでした。。。)
紫外線をあてるとくっつく性質なので、透明な素材であるガラスには相性がいい接着剤です。
※ガラスでも不透明で紫外線を通さないものはくっつきません
※太陽光でも紫外線は含まれるので接着は可能ですが、自然は不安定なのでボクはブラックライトをあてて接着しています。
接着完了◎ そして。。。
接着完了っ♨️
で、さっそく自分で着けて鏡で見たんですが、
失敗っ!!
いや、ちゃんと耳にぶら下がるし重さも別に重すぎなくていいんですけどね。
今回の試作品は色ガラスの青色がキレイだったのでそれを生かそうと思っていたのですが、ガラスがちっちゃすぎてプラスチックみたいになっちゃいました。。。
塊だと色の深さの差などでキレイに見えるんですが、小さい欠片サイズだとどうにも安っぽくなってしまってダメダメです。
せっかく大変な思いをしてガラスを磨いたんだからちゃんとやり切りたい!
途中まで順調だっただけに最後の最後で久々に気持ちいいくらいに大コケしました(笑)
締め切り直前とかじゃなくてよかった。。。
今回失敗した欠片は部分的に金彩&プラチナ彩を施して再度仕上げてみます。
普段は作品が完成した時の紹介なんかを載せたりしているのでたまには失敗したものも見せてみようかな〜 という今回の投稿でした。
また改善したら改めてご紹介します!
おしまいっ
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